BINDをインストールするには、ソースアーカイブをダウンロードしてビルドする方法と、バイナリパッケージを利用する方法があります。
通常はパッケージ管理ユーティリティ(yumやrpm等)を利用できるバイナリパッケージをインストールします。
ここではyumを使用して、BINDをインストールします。以前はcaching-nameserver(キャッシュネームサーバー)というパッケージがあり、それも併せてインストールする必要がありましたが、最新バージョンのBINDでは左記パッケージも含まれるようになったため、インストールは不要です。caching-nameserverは、1度問い合わせを行うと一定期間、その結果をローカルに記憶しておきます。
# yum -y install bind Loaded plugins: fastestmirror, refresh-packagekit, security Loading mirror speeds from cached hostfile * base: ftp.iij.ad.jp * extras: ftp.iij.ad.jp * updates: ftp.iij.ad.jp Setting up Install Process Resolving Dependencies --> Running transaction check ---> Package bind.i686 32:9.8.2-0.17.rc1.el6_4.6 will be installed ~ 省略 ~ Installed: bind.i686 32:9.8.2-0.17.rc1.el6_4.6 Dependency Installed: portreserve.i686 0:0.0.4-9.el6 Dependency Updated: bind-libs.i686 32:9.8.2-0.17.rc1.el6_4.6 bind-utils.i686 32:9.8.2-0.17.rc1.el6_4.6 Complete!
以上でBINDのインストールは完了です。yumを使用すると上記のようにインストールは簡単に行なえます。
次回からはBINDの設定方法について見ていきます。